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さけのわ飲んだ日本酒を記録して好みの日本酒を見つける
小鳥のさえずりひこ孫 山田錦純米吟醸
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武侯祠
七年前のお酒。マイナス10度で低音熟成させて、旨味のピークを狙って出荷しているとのこと。埼玉県は何気に日本酒の生産量が多く、花陽浴のようなトップ銘柄もあるので、ゆっくり攻略していこうと思っている。この蔵は戦後初めて、全量純米生産にしたという前知識だけ持っていだ。百年以上続く歴史ある蔵のよう。 最初にラベルの色気のなさが目につく、色や文字やデザイン全体でアピールすることもなく、 伝えたいことをきちんと伝えることに集中しているように見える。きっと酒造りも無駄を廃して、古き知見を大事にしているんだろうなと、勝手に妄想。 いざ開栓。香りはふくよか芳醇。深みを感じる。 一口目、旨味がゆっくり広がる。山田錦の味がしっかり感じられる。でも、柔らかい味わいで、押しつけ感はない。だから、このお酒の味の輪郭決めにお米の使い方が強く影響している。もしかして低温でゆっくりと熟成するというのは、こういう効果をうみだすものなのかな。このバランス感のお酒を飲むのは僕にとっては初めてだ。 もし酔った状態で飲んだら、柔らかいね〜で終えてしまいそうな、上品で繊細な味わいのお酒だ。お燗にしてもいいみたい。僕は冷酒だけど。
武侯祠
二日目、お盆明けの仕事始めでちょいと疲れた。冷奴と合わせて一口。意識せずに飲める安心感。斜め30度上をボンヤリ眺めながら味わいました。もう少し安ければ定宿化するけど、たまに飲む特別感を残しておこう。