Hori
2本目の産土です。前回は二農醸、今回は五農醸です。
二農醸を買った2週間後に同じ酒屋さんで見つけたちょっと良いお値段の産土。見た目が同じなのになぜ高いのか調べたことが産土の世界に引き込まれるきっかけでした。
採用されているレギュレーションは二農醸と同じ「菊池川流域和水地区産米」「生酛造り」に加えて、「無施肥」「無農薬」「木桶醸造」の5つ。このレギュレーションは下げ札や裏ラベルのイラストにも表されています。
グラスに注いだ様は二農醸とほとんど同じ。薄くとろみのあるテクスチャに、細かく現れてくる気泡。味わいは大まかには二農醸と同じぶどうのニュアンスを感じさせながら、より奥深く複雑みのあるお酒に仕上がっていると感じます。複雑みとのトレードオフで後半のスッキリ感は弱めですが、その分甘みと旨みをしっかりと味わうことができます。
二農醸よりもはっきりと感じる乳酸感も手伝って、全体として力強い印象を受けました。
レギュレーションのイメージに引っ張られているかもしれませんし、例によって時間差のある飲み比べのため、正確ではないかもしれませんが、ライトに飲める二農醸、しっかり味わう五農醸という印象です。