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陸奥八仙v1116純米吟醸
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なべ
最近めっきり飲む機会が減りましたが、中甘口のドイツ白を思い浮かべました。ワイン酵母で醸造した北の酒。ワインであれば脚が長いともいえるわずかに粘稠な薄緑、残糖感、マロラクティック感のある酸。ブラインドで鼻つまみしていれば、白ワインとも幻惑可能系な完成度。ライン河の水面に踊る陽光を受けて過熟した遅摘果、といえばリースリングになるが特有な揮発香は流石になく、やっぱり日本酒。洋食であれば魚介と合わせるより、クリームや軽い肉料理なんかと相性良さそうです。 日本酒市場にはチャレンジ醸造的にいろいろな酵母で醸された商品が増えており、個人的に楽しい流れです。本来はその土地その気候にあった酵母が自然に醸しを司っており、醸造環境制御技術の進化浸透で様々な「交配」が可能になったのでしょう。まず酸性発酵をさせ、その後平行的にアルコール発酵をさせる日本酒の醸しゆえ、特に酸性度の人為的制御がしやすいから様々な酵母を投入できるのでしょうか?発酵学は全く想像の域ですが、自然と人為の協働、面白いですね!