taro
飛鸞INFINITY∞2025
「新政がないなら飛鸞INFINITYを飲めば良いじゃない」というのもおかしいが、この「2025」はかなりの新政似。
蔵元曰く、本来酒母で役割を終えるはずの乳酸菌がたまたま酵母にまで生き残り、乳酸発酵が続いたとのことだが、確かにかなり強い乳酸の香りが特徴的。
口に含むとインパクトのある柑橘系やヨーグルトのような甘酸味が心地よく、かなり強めの苦味とともに切れていく。
新政に似ていれば良いという訳ではもちろんなく、他の酒蔵が新政の味わいを目指す必要も全くないが、偶然とはいえ、ここまで似るのも面白い。木桶感がないのと、酸味がより強いのとで新政との相似比は80%くらいか。生酛作り、度数12という低アルもその一因かもしれない。
とても美味しく、そして興味深く飲めた。