Salinger
【香り】
主張は強く無い。でも広がる吟醸香。
凍ったマスカット、リンゴの香り。
オレンジ?シトラス?のような柑橘的な酸味香とアルコール感。
それらが混ざり合ってどことなくヨーグルトの様な香り。
果実が凍ってるからフルーティーな香が立ち難い、そんな印象。
控え目でありながらも確かにフルーティーでスッキリ。
これを『上品』と表現するのかな?
【味わい】
口当たり滑らかで、すごく瑞々しい。
シルクの様な舌触り。
桃、マスカット、リンゴ、パイン、お米。
これらの優しい甘味。
でもその甘さと共に舌上ではキレイな瑞々しさを感じられ、ジューシーでとても心地の良い味わいを堪能できる。
余韻は鼻抜けで多少のアルコール感。
終始、酸味は少なく嫌味ゼロ。
口の中に広がるフルーティーな甘旨感が、雪が解けるかの様にキレて行くそんな余韻。
味わいもすごく『上品』です。
【まとめ】
大事な事なので何回も言いますが、本当に『上品』な日本酒。
でも、ただ控えめじゃないんです。
スッキリ・キレイで、瑞々しい。
でも妖艶で、艶やかで、まるで女神の様に美しい、そんな美味しい日本酒です。
この女神に恋をしました。