Kab
辰年に先立って龍力。いまでや限定とのこと。
5月製造です。結構強いアルコールの香り。色もだいぶ黄色いです。
常温から。ナッツのような軽い熟感。苦味とともにとろみ少しあり。
旨味の膨らみは少しでスッキリ感があり、辛味でじわっとキレていきます。
お燗。40℃。アルコール香も熟感もあまりなくなってミネラルっぽさから米の旨味が膨らみ、辛さが割と強くなってスパッとキレていきます。45℃、50℃もほぼ同じ。個人的には中温度あたりがベストですが大きくは変わりません。
冷酒。やはり熟感ありますが常温ほどではありません。スッキリ感と、常温よりややマイルドになった熟感と苦味。
スッキリ系ですが東北の同種の酒とはベクトルが異なります。春出荷ということもあり、思ったより熟感があり、軽い熟酒というところです。燗にすると熟感が弱まりますがキレが良くなり、温度帯による変化も楽しめます。個人的には燗>冷酒>常温の順でしょうか。いろいろな料理に合いますが鯖焼きがベストでした。