酒記「しゅき」
甘さとみずみずしい果実の香り。
十四代の香りである。
このパイナップルとマスカット、ライチその他果実が混ざった鼻腔をくすぐる香り、たまらない。
生酒の生き生きとしたフレッシュな匂いも重なっている。ヨーグルトの乳酸のような匂いは感じない。
口に含むと舌の上にメロンの果汁の旨みとライチの爽やかさ、パイナップルの酸味が流れてくる。
爽やかなのに丸みがあり重厚感。
ガス感と熟成された深みのある味わいがたまらない。
口の中で揮発するアルコール感を感じない。残るのは美味さと爽やかさ。
もっと飲みたい。
白子ポン酢と合わせました。最高でした。