なべ
リンゴ酸高生成酵母を用いた長野のお酒。リンゴ酸だからといって林檎の味が再現されるわけではなさそうだが、確かに林檎の爽やかな甘さ、澄んだ酸味が夏にちょうど良い。どちらかというと濃厚、濃縮還元でないリンゴジュースを飲んでいる錯覚は過分に心理バイアスでしょうか。冷やしてゴクリ、とても美味しい。
実は生の、というか果実の林檎は苦手な食材。ジュースや加熱、特にキャラメリゼされたタルトタタンなんかはもう狂いそうに好きなのだが、林檎をガブリとかじることがどうしてもできない。歯が抜けそうな、歯茎を剥がされそうな恐怖感がどうしても拭えない。ずいぶん昔のハミガキのCMの心理トラウマと断定できる。アメリカに行くと、朝食やランチバッグに林檎が入っていることが多く、あれを「一日一個食えば医者いらずや!」とかじる人々を見ると、歯に自信あるんやなぁと(もしくはトラウマ無し)。ちなみにアメリカでは歯科診療がメチャメチャ高額になるためドラッグストアのデンタルケア系が充実しており、お土産好適品?コロナでしばらく行くこともないかな。