置き時計
「沙羅双樹の花の色、諸行無常の響きあり」、広島の友人がお酒好きの私のために用意してくれました。
お酒もですが、今日は酒の「無常」を教えられました。
どんなに精魂込めて造り込んだ酒も喉ごし過ぎれば、ただの液体かもしれません。
しかし、お酒を注がれる相手や場の雰囲気と料理、そしてお酒を口に含んだ瞬間、前味、中味、後味、そして喉ごしの時々に造りに関わった人に想いをはせるのです。それでいいじゃないですか。
無常でも今があるのです。それを考えている今があります。生きています。
沙羅双樹に酔っ払いました。