おさまとい
GWに訪れた川越市産業観光館Kurariの利き酒コーナーで飲み比べて気になった銘柄をお土産で購入。埼玉県の酒蔵のお酒を8銘柄ほど比べたが、他のどのお酒ともちょっと違った第一印象。
[純米グラス]
香り:とてもやさしい。アルコールの鋭さや意図的に香りを醸成した感じの全く無い、マイルドな香り。濡れ落ち葉の重なる早朝の湿った森が、日の光を受けてふわっと香るような、ほんのり甘い自然の香り。
味:「やさしい」という表現がぴったりの口当たり。飲み口はまるく、するっと飲める。キレはないが柔らかい舌触りで、水のような薄味の上にほんのり米の甘みを感じる。酸味やアルコール特有のツンとした感じが全く無い。
相性:素で飲む時は水のようであまり味がないが、食べものと合わせると、よりうま味やアルコール感を感じる。お寿司と合わせたが、それほど酒の味を主張せずするする飲める。数の子のわさび漬けとでは、わさびの味に負けてしまった。味の強いものと一緒にすると、酒の良さを殺してしまいそう。
典型的な日本酒の癖や強さはないが、香りや味に奇をてらった感じもなく、日本酒慣れしていなくても飲みやすそう。