mana
すっと立ちのぼる吟醸香に、ほのかな果実のニュアンス。ひと口目は軽やかで、ほんのり甘みを感じさせながら、後半にかけてピリッとした辛口らしいキレが心地よく抜けていきます。フレッシュで透明感のある口当たりは、しぼりたてならでは。軽やかな飲み口ながら、アルコール度数17度ならではの芯のある味わいが心地よく、全体にやさしくまとまりがあり食中酒としてとても優秀。
特に、塩味や香ばしさのあるお料理との相性がよく、揚げ物や味噌を使った一品と合わせても酒の輪郭が負けません。冷やしても、少し温度を上げても印象が変わり、器や料理によって表情を楽しめるのも魅力。
このお酒が生まれたのは、かつて八王子に存在した酒造文化を取り戻そうと立ち上がった「はちぷろ(八王子酒造りプロジェクト)」の取り組みから。いまでは10軒以上の農家が酒米を育て、地域の人々の手で丁寧に醸される“八王子の地酒”として「髙尾の天狗」が育まれています。
土地の味わい、人の想いをまるごと感じられる、まさに“まちを味わう一杯”。地元の自然と人の手が育てたこのしぼりたてを、旬の味とともにぜひ楽しんでみてください。